植物療法(フィトテラピー)とは

                 

フィトテラピ― = “Phyto(植物)” + “Thérapie(治療、療法)”

植物のもつ効果的な成分を使って、身体やこころの手当てをすること


 植物のもつさまざまな薬理作用を生活に取り入れて、体の調子を整えることを目的としています。人は古来より植物の効能を知り、それらを利用して生きてきました。世界各地に根付いている薬草療法、アロマテラピー、日本の漢方やおばあちゃんの知恵として知られているもの、これらはどれも「フィトテラピー」のひとつと考えられます。ぎゅっと凝縮した植物のエッセンスのなかには抗菌力や抗酸化力をもった成分が含まれていて、季節に応じた野菜を食事に取り入れることは栄養の観点から理にかなっていることが多いと気づきます。

 

「植物のチカラ」の使い方

ティザンヌ Tisane

 フランスではハーブティ-のことを “ティザンヌ” と呼びます。薬草をお湯に浸し主に水溶性成分を抽出して摂取します。
 フレッシュハーブは清々しい美味しさがある一方、有効成分を効果的に摂取するにはドライハーブが優れています。

 A Santé のフィトテラピーでは、基本にドライハーブをお勧めしています。

精油
Huile Essenciel

 精油は植物の花、葉、果皮、樹皮、根などから抽出された芳香成分です。ディフューザーで、”芳香” で、香り(嗅覚)として脳へ迅速に伝わるほか、鼻腔や肺の毛細血管を介して、また皮膚を介して、血流やリンパ管へ吸収されます。ベースのオイルに希釈して皮膚へ塗布すると、優しい皮膚刺激は、血行を促進させて心を落ち着かせる効果があります。

 原液の精油は刺激が強いため、取り扱いについて詳細はご相談ください。

食養生

毎日の食事を考える時間こそ、身体に必要な植物を実感するときでもあります。季節に合った食材を積極的に取り入れて、調理の方法や食べ合わせを楽しんで、家族と、友人と、一人の時間でも、個人それぞれ、時にでも、できる範囲で、食を豊かに彩る時間に感謝しましょう。

Soulager et soigner par les plantes

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